感性の最前線で活躍しておられる詩人、黒川隆介さんが、尾道市西久保町の亀山八幡宮(久保八幡神社)を訪ねられました。
友人であり西久保町出身の㈱レニアス(三原市)元社長で現在は社会貢献型の投資家、前田導さんの案内で、本殿、境内にある高御倉神社(石工神社)、お酒の神様を祀る松尾神社などとともに、ゆかりが深い江戸末期の大横綱陣幕久五郎の足跡などを宮司とともに巡られました。
尾道の訪問は6回目とのこと。飲食街の新開から北に向かう参道に惹かれたとのことですが、どんな魅力を感じ取られたのか気になります。
1月から尾道のあちこちをテーマにした詩の作品づくりにかかり、5月ごろには詩集として形になるそうですから、とても楽しみです。
黒川さんは、文藝春秋、BRUTUSなど文化度の高い雑誌に寄稿、連載されているほか、お笑いタレントで芥川賞作家の又吉直樹さん、「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」(日本レコード大賞金賞)の歌詞を担当した作詞家の覚和歌子さん、俳優の竹中直人さんらともさまざまなイベントステージに登壇するなど、多忙なスケジュールで活動されています。
前田さんによると、ほかにもいろいろな著名アーティストがお忍びで尾道を訪ねているとのこと。北前船の時代から豪商に招かれたあまたの文学人をはじめ、志賀直哉、小津安二郎の映画「東京物語」につながっていく、人を引き寄せる尾道の魅力。黒川さんの詩集には、その魅力がどんなところにあるのか?ヒントに触れられるように思われ、楽しみでなりません。